ハダカデバネズミ(以下デバ)の耐性機構を解明するため、細胞を用いた解析や遺伝子・タンパク質などの網羅的解析、マウス個体を用いた解析などが行われ、これまでにいくつかの老化・発がん耐性の分子機構が提唱されています。しかし現在、デバ個体の遺伝子を改変する方法がないため、提唱メカニズムの明確な検証は困難でした。デバ特有の老化・発がん耐性機構を真に実験的に証明するには、個体の逆遺伝学的解析系の開発が必須です。そのための発生工学技術開発を行っています。
現在進行中のプロジェクト
・女王化誘導法の確立
・性周期同期化法の開発
・遺伝子導入法の開発