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学生さんへのメッセージ

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<アカデミックな研究者を目指す方へ>

アカデミックな研究者(大学や研究所などで研究)は、数ある職業の中でも、自由度が高く、Creativeでやりがいがある、魅力的な職業です。自分の発想を元に、世界の人と切磋琢磨しながら、好きなことに思う存分時間をかけてどっぷりと探求し、それが仕事として認められる、こんなに幸せなことはありません。ある意味で芸術家と通じる面が多いかもしれません。しかし研究者は、生まれもった才能だけで決まるわけでもなく(影響しないとは言いませんが)、好きこそものの上手なれ、で日々の努力の積み重ねで何とかなっていく部分も意外と結構多いです。良い意味で結構珍しい職業で、私からすると超絶ホワイトというか、むしろゴールドです。もちろん個人の感想ですから、研究・実験がどれくらい好きか、どれくらい一つのことに集中できるか、によります。しかし、それはやってみないと分かりません(かくいう私も、最初の研究室配属で実験に相当ハマってしまい、ここまで来ています)。興味とやる気がハマれば、非常に人生の満足度が高くなる職種なので、興味がある人は、ぜひ思い切ってチャレンジしてみたら良いでしょう。

また、最近は流動性が増しており、ポスドクを数年経験したあと、または助教や准教授になってから、研究職や開発職など、企業へ就職する例も多いです(私の周囲にもたくさん居ます)。一旦アカデミックな進路へ進んだら企業に就職できない、ということは全くありません。また、企業でしばらく働いてから大学のポストに戻ってくることも増えています。また、現在国際的には、Ph.D.(日本で言う博士号)の資格が、専門職として活躍するために要求されるようになってきて、将来企業で働く場合も、Ph.D.が非常に重要です(後述します)。

修士・博士課程を卒業した後に世界に通用する良い研究者になるためには、大学院生の期間に、様々な研究能力(発想力・実験能力・データ評価、論理構築・情報収集力 等々)、学会やjob huntingでのプレゼンテーション能力、論文執筆力など、様々なスキルをしっかり高めていかなければなりません。それにあたって何よりも大事なのは、将来自分の力でオモロイ研究をできるようになりたい、良い研究者になりたいという、強い気合です。志があるところ道は必ず拓けます。学生時代にスキルを十分に身につけ、しっかりとした良い論文を出すことで、次の道は大きく広がります。

<企業への就職を目指す方へ>

卒業後に企業への就職を希望する、修士過程または博士課程の学生さんも歓迎です。全力で研究に取り組み、成し遂げる経験は、研究職のみならず、将来どういう職についても大きく役立ちます。大学院生の間に集中して、しっかりとした研究推進能力・論理的思考力・発想力・プレゼンテーション能力・コミュニケーション能力を身につけることで、より将来の活躍の幅は広がるでしょう。

修士課程のみで卒業するぞ!というつもりの学生さんは、ぜひ下記の、最近の世界の動きを気にして頂きたいと思います。近年、国際社会での人材の評価基準として、Ph.D.(日本で言う博士号)を持っているかどうかがとても大事な項目になり、Ph.D.取得率が各国で急上昇しています。海外だと、Ph.D.を持っていないと最初からあまり相手にされない、という状況です。取得率が上がってないのは日本だけという有様で、まさにガラパゴス化しています。今後、世界に引きずられる形で日本でも動きが変わっていく可能性も大きいですし、変われなければ、日本は国として結構まずい状況になっているかもしれません。

最近の世界情勢、10年後・20年後の我が国や世界の状況、今後さらに急加速する人材もしくは仕事のグローバルな流動を見据えると、正直なところ、見るべきは現在の国内のガラパゴスな動き(とネットに流布する適当な情報)ではありません。国際的に評価の高い資格として、Ph.D.を取っておくのは、将来どんな状況になっても、必ず強い助けになります。実は熊本大学では、修士課程入学時の最初からそのつもりで頑張れば、かなり短期でのPh.D.取得・卒業(最短で修士+2年)、もしくは博士課程を続けながら、途中から就職や出産・子育てによる長期履修制度の適用も可能で(最大8年, 学費は同じ)、かなり柔軟です。社会人大学院生の枠もあります。海外の共同事業先や顧客、ないしは転職先にきちんと評価してもらえるよう、積極的にPh.D.を取得していった方が良いと考えます。この先はさらなる激動の時代となることが予想されますから、どこでも生きていけるように、ぜひグローバルな視点で世界の変化を見ながら、今後の進路を検討して頂きたいと思います。

当ラボの教育方針として、在学中はしっかり研究に没頭できる人に参画してほしいと考えていますので、就職活動はOKですが、日々の研究には気合を入れて、真剣勝負で取り組みましょう。十分に研究に集中して、得るものをすべて得てから卒業してほしいので、バイトは基本的にはオススメはしませんが、経済状況もあるので、希望する人は相談して下さい。

<修士課程に入るまでの事前準備>

①基本的な生物学の知識を身につけよう
大学院はよりアドバンスな学問・研究を学ぶ場ですので、分野外出身でも、基本的な教科書レベルの生物学の知識は、事前に勉強して入学しましょう。基礎を知らなければ、さらに進んだ内容を勉強してもあまり身につきません。幸いなことに日本では母国語での教科書や参考書が充実しているので、自主学習でもかなりのレベルまで勉強することが出来ます。

一例ですが、
細胞の分子生物学(英語の原書で読むのもオススメ!)
https://www.newtonpress.co.jp/book/other/cell_6.html
分野外の人は、まずは下記のエッセンシャル細胞生物学から読みましょう
https://www.nankodo.co.jp/g/g9784524261994/

②英語を身につけよう
細かいところでは試薬に添付されている説明書、実験のプロトコル、原著論文が全部英語であることに加え、学会でも英語の発表が多いです。そのためある程度英語ができないと、肝心の研究が進みません。できるだけ学部生のうちに、英語力を身に着けましょう。英語が苦手な人は例えばTOEICを定期的に受けて、まず600、700点くらいを目指して勉強を継続するのが良いでしょう。余裕があれば、英会話や短期留学をすることもオススメします。

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